カーボンニュートラルに向け進む脱炭素の中、発電所のボイラー設備には、様々な状況があり効率よい運転を目指します。火炎によりクリンカの堆積、バーナーの運転状態などの状態が目視では確認できないため、定期的なチューブ清掃が必要になります。
当社の挿入型(空冷)熱画像でデータを収集することで効率の良いチューブ清掃をおこなうことができます。また大きな事故につながるチューブリーク部の発見や、バーナーのアンモニア混焼状態の確認などにも最適です。
事例紹介
ボイラ内部監視熱画像装置(BoilerSpection)
- 放射温度計・熱画像
- 電力
特徴
ボイラ内部監視熱画像装置(BoilerSpection)はレンズ部をボイラ内部に挿入することで、ボイラ内の状況を広範囲で確認できます。
通常では火炎のため内部を目視で確認することができないですが、本装置は火炎を透過する素子を採用しているため火炎越しに内部を確認することができます。これによりチューブのクリンカの堆積状態を監視し、効率の良いチューブ清掃を実現いたします。
またリアルタイムに監視することで、クリンカ堆積以外にリークチューブの監視などを行うことができ、早期の異常発見に役立つ製品となります。
燃焼イメージングシステム(BoilerSpection SD/MB) | 運転中のボイラ内部(火炎越しに内部を確認) |
システムとしての特徴
・IRカメラにボアスコープレンズを組み込んだシステム
・連続監視用に冷却システムを組み込み、本体を保護します。
・フィールドにあるカメラを切り替えるスイッチキャビネット経由で、コントロールルームへデータを送ります。
・イーサネット接続によりコントロールルーム内に置かれたサーバー上で、リアルタイム監視します。
・履歴データを管理できます。
・DCS上のWebシステムへ、リモート監視用のHTMLを出力します。