企業情報

山里産業とは

「我々は誠実を旨とし、社業を通じ社会に貢献する。」

当社は、熱電対素線の輸入販売からスタートし、今日では計量法に基づく温度標準のトレーサビリティを担うセンサメーカーにまで成長することができました。当社のこれまでの成長を支えた主力製品である温度センサの変遷は、極低温から超高温にいたる様々な生産プロセスと研究開発における、お客様の温度計測のニーズに育まれたものです。

時を経て、温度計測技術はアナログからデジタルへ、さらにはMEMS技術を利用した超小型温度センサへと進化し続けております。当社は事業理念を根幹として、更なるセンサ技術の進展やJCSS(計量法校正事業者登録制度)による温度センサの計測精度の拡充に努め、今後ともフィールドから正しく温度をお客様に伝え続けていきたいと考えております。

このウェブサイトでは、主に当社の温度センサに関する各製品群とサービスについて紹介しています。温度について、校正について、お気軽にお問合せ下さい。

当社の開発品と海外取扱品のご紹介

熱電対

貴金属・卑金属線を用いて低温から超高温までの工業用温度計測に広く使用されている温度センサです。
一般工業用熱電対や爆発の危険場所に用いられる防爆形熱電対などさまざまな用途に応じた製品をひとつひとつ製造しています。

測温抵抗体

温度に応じて金属線の電気抵抗値が変化する性質を用いて、極低温から高温までの工業用高精度温度計測に広く使用されている温度センサです。 一般工業用測温抵抗体や爆発の危険場所で用いられる防爆形測温抵抗体などさまざまな用途に応じた製品をひとつひとつ製造しています。

温度校正装置

各種温度センサ、放射温度計などの校正試験を行うための校正装置です(英国ISOTECH社製)。
業務用の一次校正機関用モデルから実用型の産業用モデルにいたるまで幅広いバリエーションを用意し、取りそろえております。

温度センサ用付属品

熱電対及び測温抵抗体用の各種温度センサに必要なさまざまな付属品を取り揃えております。

ヒータ

工業用加熱に広く用いられている電熱ヒータをはじめ、特殊ヒータエレメントを使用した各種ヒータを、真空用、半導体工業用など、さまざまな加熱装置の用途に合わせて設計し、製造しています。

放射温度計・熱画像

非接触で温度を測定する測り方は「早く稼働する物の熱を測れる」「高温でも測れる」「材料を傷つけない」等のとても優れた特長があります。
この方式で温度を測定するための各種放射温度計やこれらの機器を校正するための黒体炉・検定炉を取り揃えております。

ユニークなセンシング技術を活かした山里R&D製品と海外取扱品の数々のご紹介

LNGタンク用温度センサ

LNG貯蔵タンクに使用される熱電対・測温抵抗体には高精度と高い耐久性が求められています。
特にタンク内部は-162℃を±0.1℃で管理する必要があり、長年蓄積した技術をもって設計した製品により安全操業に寄与しております。

燃料電池用シース型熱電対

品質の安定した燃料電池を数多く供給することによるCO2削減、低炭素社会の実現という社会的要請の下、独自の自動化製造ラインによる燃料電池用熱電対の生産をいち早く開始しました。
新開発K熱電対は高温・還元雰囲気下での優れた安定性と、樹脂成型スリーブによる小型化かつ高い絶縁性を有し、家庭用燃料電池等の機器で幅広く利用されております。

製品

CGL用アルミセンサ

アルミセンサは自動車用溶融亜鉛メッキ鋼板の製造ライン(CGL)で使用されています。溶融亜鉛メッキ鋼板のメッキの様々な品質要因は、メッキ浴中のアルミニウム濃度が決めるとされています。
当社はアルミ濃度がセンシングできる溶融塩型電解質を固体電解質のように取り扱える考案を行い、国際特許を取得しました。そのアイデアと平成3年度の通産省設備補助金の支援を得て、世界で初めて溶融亜鉛メッキ浴中アルミニウム濃度センサを実用化しました。
一時期その国際特許と製造権をカナダの亜鉛地金メーカに譲渡しましたが、現在は当社での生産を再開しております。

製品

METAL-OX 熔銅用酸素プローブ

METAL-OXはジルコニア固体電解質を用いた酸素濃淡電池を原理とする酸素プローブです。
昭和50年代半ばに国内銅電線メーカ様と共同開発し、以来40年以上にわたって多くの国内大手電線メーカ様のタフピッチ銅中の酸素、あるいは無酸素銅の脱酸前酸素濃度の連続測定に使用され、日本の電線製造の品質管理には無くてはならないプローブとなっております。

原子力発電所向け

使用済み燃料ピット水位・水温計原子力発電所の使用済みの燃料棒を保管するピットの水位と水温を計測するセンサです。
災害、事故発生時等の緊急時に安全を確保する為に使用される非常に重要な製品です。

製品

全温計

航空機や船舶等で使用されるガスタービンの性能検証に用いられる複合センサです。
多点の温度・圧力を計測することでガスタービンの性能を検証します。
当社は、長年培った温度センサ技術に3次元CADを活用して精密な金属加工を施した製品を、供給いたしております。

複合型熱電対

高温計測の場合、貴金属熱電対を用いますが、その材料コスト面で問題がありました。
そこで、卑金属熱電対を組み合わせた、複合形熱電対を開発し提案しております。
高温燃焼箇所の排ガス温度などで豊富な納入実績があります。

飛灰加熱脱塩素化装置用ヒータ

ごみの燃焼飛灰から有害なダイオキシンを除去するために設計された大型加熱炉です。
国内ではおよそ50基稼動し、燃焼飛灰からのダイオキシンの発生を防いでおります。

バリデーションシステム

本装置は滅菌装置の温度分布の検証(バリデーション)など、医薬関係の各種機器や材料が適正な温度で処理されている事をシステム的に検証する商品です。
基準温度計のトレーサビリティは当社で行い、記録されたデータは客観的に認められた改ざん防止が施されています。(FDA規格21Cfr part11 準拠)

放射温度計

当社取扱のドイツIMPAC2色式放射温度計は低温300℃~高温3300℃まで対応でき、高精度(測定値の0.4~0.7%)、かつカラーTV映像が同時に計測できます。
また、燃焼ガスCO2温度を計測できる特殊な放射温度計を含め一般放射温度計など様々なラインナップを取り揃えています。

製品

サイロ用測温ケーブル

サイロに投入される石炭やバイオマス燃料等からの衝撃や引張力、曲げなどの負荷に優れた耐性があり、温度測定センサの断線を防止できます。
耐熱性もあり、各種サイロ内部の温度を監視するのに最適な温度センサです。