標準用白金抵抗温度計(BB660/25.5)
BB660 / 25.5は、「1990年国際温度目盛(ITS-90)」の補間計器として、-190 ℃~約660 ℃の低・中温域で使用できることを目標に、独立行政法人 産業技術総合研究所・計測標準研究部門 (AIST/NMIJ) との共同研究により開発し、製品化した単コイル型標準用白金抵抗温度計です。
特徴
- 単コイル型のため構造が単純で組立時の加工歪が少なく、耐震性に優れています。
- 自己加熱が小さく応答特性がよい。
- 感温部構造を新考案することにより高温での安定性向上とコスト低減を実現しました。
標準仕様
感温部 |
石英巻枠に白金線を無誘導巻き(感温部長さ ≦ 40 mm) |
内部導線 |
白金線(4線式) |
保護管 |
φ7 mm × 約570 mm(アダプタ下長さ)/ 石英管 |
アダプタ |
φ19 mm × 約100 mm / アルミニウム外筒 |
外部導線 |
(銅(4線)・フッ素樹脂絶縁・架橋ポリエチレン被覆)× 2.5 m |
使用温度 |
-189.3442 ℃(Ar三重点)~ 660.323 ℃(Al凝固点) |
抵抗値 |
約25.5 Ω(0 ℃において) |
特性
温度特性 |
W (29.7646 ℃)≧ 1.11807 |
再現性 |
1 mK以内 |