標準用白金抵抗温度計(BB(S)962/2.5)
BB(S)962 / 2.5は、「1990年国際温度目盛(ITS-90)」補間計器として、約660℃ ~約962℃の高温域で使用できることを目標に、独立行政法人 産業技術総合研究所・ 計測標準研究部門(AIST / NMIJ)との共同研究により開発し、製品化した単コイル型 標準用白金抵抗温度計です。
特徴
- 単コイル型のため構造が単純で組立時の加工歪が少なく、耐振性に優れています。
- 自己加熱が小さく応答特性がよい。
- 保護管と感温部巻枠に単結晶サファイアを使用することで、ガスタイト、絶縁特性を改善することができ、高温下での安定性が向上しました。
標準仕様
感温部 | 単結晶サファイア巻枠に白金線を無誘導巻き(感温部長さ ≦ 40 mm) |
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内部導線 | 白金線(4線式) |
保護管 | φ7 mm × 約570 mm(アダプタ下)/ 単結晶サファイア |
アダプタ | φ19 mm × 約100 mm / アルミニウム外筒 |
外部導線 | (銅(4線)・フッ素樹脂絶縁・架橋ポリエチレン被覆)× 2.5 m |
使用温度 | 660.323℃(Al凝固点)~ 961.78℃(Ag凝固点) |
抵抗値 | 約2.5 Ω |
特性
温度特性 | W(29.7646℃)≧ 1.11807 及び W(961.78℃)≧ 4.2844 |
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再現性 | 5 mK以内 |