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金属凝固点用デュアルファーネス標準炉

MODEL 17705 500℃ ~ 1100℃ アルミニウム、銀、銅(ナトリウムヒートパイプ炉)
MODEL 17706 400℃ ~ 1000℃ 亜鉛、アルミニウム,銀(カリウムヒートパイプ炉)
MODEL 17707 125℃ ~ 250℃ インジウム、すず(水によるヒートパイプ炉)

特徴

■温度範囲:
MODEL 17705   500℃ ~ 1,100℃
MODEL 17706   400℃ ~ 1,000℃
MODEL 17707   125℃ ~ 250℃

校正炉とコンディショニング炉一体型デュアルファーネス
温度センサを高温で校正すると熱サイクル中に熱ひずみや汚染等の様々な問題が発生します。何故ならこれらの問題について十分理解されておらず、又このような複雑な装置を安全に取り扱う為の情報が十分でないからです。しかしアイソテックではその独自の技術と情報をベースに、亜鉛、アルミニウム、銀、金、銅それぞれの定点を実現し保持するヒートパイプ校正炉と、校正前後の温度センサの条件を整えるコンディショニング炉を備えた一体型金属凝固点用炉です。
さらに、モニタ用温度センサを保管する予熱管も装備され、予熱管の温度はヒートパイプ校正炉の温度とほぼ同じになります。さらに 4 本の温度センサが収納できるラックも装備しました。

アルミニウム、銀、金、銅の定点校正ができる MODEL 17705
このモデルの校正炉にはナトリウムを封入した均熱性の高いヒートパイプを使用しています。また、コンディショニング炉は温度センサのサーマルショックを防止し、そのエアーパージ機構は温度センサの汚染を最小限に抑えます。これによりアルミニウム、銀、金、銅の定点校正が容易に行えます。

亜鉛、アルミニウム、銀の定点校正ができる MODEL 17706
このモデルの校正炉にはカリウムを封入した均熱性の高いヒートパイプを使用しています。またコンディショニング炉には MODEL 17705 と同じエアーパージ機構が装備されています。これにより亜鉛、アルミニウム、銀の定点校正が容易に行えます。

インジウム、すずの定点校正ができる MODEL 17707
このモデルは低温用デュアルファーネスで、インジウム、すずの定点校正が容易に行えます。

共通機能
・コンディショニング炉による温度センサのサーマルショック防止とエアーパージ機構による汚染防止。
・校正炉とコンディショニング炉それぞれに独立した温度コントロール機能。(分解能 0.1 ℃)
・校正炉とコンディショニング炉それぞれに独立した過昇温度防止機能。
・4 本の温度センサを収納できるラック整備。
・均熱ブロックによる比較校正が可能。

仕様

温度範囲 MODEL 17705 500 ~ 1,100 ℃
MODEL 17706  400 ~ 1,000 ℃
MODEL 17707 150 ~ 240 ℃
寸法 幅 600 ×高さ 960 ×奥行 560 mm(3 機種共通)
質量 約 115 kg(梱包込質量約 161 kg)(3 機種共通)
電源電圧/周波数 MODEL 17705 110 V , 50 / 60 Hz
MODEL 17706 110 V , 50 / 60 Hz
MODEL 17707 108 ~ 115 V , 50 / 60 Hz または
208 ~ 240 V , 50 / 60 Hz
消費電力 3 kW定格(3 機種共通)
通信インターフェース イーサネットとUSBホスト
オプション 定点セル(亜鉛、アルミニウム、銀、銅)
各種セルについては標準サイズ金属定点セル(密封型/開放型)を参照ください。
均熱ブロック