製品紹介

溶接施工に関する各認証品

圧力機器及び圧力配管に関わる溶接に関し、適用法規(規格)では、耐圧部の溶接及びフック、ラグ等の非耐圧部品を耐圧部に溶接する場合の溶接の方法、母材の種類、溶接棒の種類、予熱の温度、応力除去の方法 シールドガスの種類等に応じて、適用される法規(規格)で要求された試験を行い、あらかじめ確認された溶接施工方法で溶接するように要求されております。

溶接施工仕様書(WPS)と溶接施工法認定記(PQR)

溶接施工仕様書
WELDING PROCEDURE SPECIFICATION (WPS)
溶接形状や材質、溶接方法の詳細等々の仕様を記載したもので、溶接士はこれに従い、溶接を行ないます。

溶接施工法認定記録
WELDING PROCEDURE QUALIFICATION RECORD (PQR)
溶接部の特性(強度)を確認することにより、溶接施工方法に問題が無いことを記録したもの。
実際の製品のWPSの健全性の裏付けとしてこのPQRが使用されます。

WPS/PQRの目的は、建造用として提案された溶接部がその意図した用途に要求される特性を備えた能力があるものであることを決定することにあります。
これは溶接施工法認定テストを実施する溶接士及び溶接オペレータは熟練した作業員であることを前提としています。
つまり溶接施工認定試験は溶接部の特性を確立するものであり、溶接士や溶接オペレータの技量を確立するものではありません。

溶接士/溶接オペレータ技量認定(WPQ)

溶接士/溶接オペレータ技量認定
WELDER PERFOMANCE QUOLIFICATION (WPQ)
溶接士や溶接オペレータ個人の技量に対して認定されたものです。

溶接士(手溶接)
溶接士の認定のために確立された評価基準は、その溶接士の健全な溶接金属を溶着できる能力を評価するためのものです。
つまり、この認定があれば、健全な溶接ができるということを証明しています。

溶接オペレータ(自動溶接機)
溶接オペレータの溶接機を操作する機械操作能力を評価するためのものです。

認証品(防爆・船級・SIL)の製品一覧