製品紹介

ガリウム溶融点セルおよび融解点装置

  • 一次校正機関用モデル
  • 低温
  • 定点校正
  • 温度実現炉

MODEL 17401 ガリウムセル
MODEL 17402B ガリウムの融解点装置

特徴

■不確かさ:0.25 mK
■プラトー持続時間:約 12 時間(ただし使用方法と周囲環境による)
■シンプルな操作性、自動運転

先端技術分野の温度計校正に重要なガリウムの融解点
ガリウムの融解点は ITS – 90 で新たに設けられた定義定点です。この定点の温度はちょうど室温近辺に位置するため、バイオやエコロジー、電子、医薬、エネルギー研究等の分野で用いられる温度計にとって極めて重要な校正用定点になります。また、水晶温度計のような経時変化を受ける電子温度センサの再校正用基準温度としても応用できます。

不確かさは0.25 mK
ガリウム装置は、操作が簡単な事実上自動式の卓上型ユニットで、装置内で金属ガリウムを融解させ融解プラトーを長時間持続させます。この際、定義点は 0.25 mK以内の精度で再現できます。またガリウムセルは融解プラトー温度を数回測定して得た平均値と標準偏差ならびにセルへの英国国家標準に対するトレーサビリティを記載したアンソテック社の証明書付です。

タイマー機能標準装備
“MELT”モードと“FREEZE”モードを自動的に切り替えるタイマーを装備しています。タイマー機能を利用し、例えば毎朝 9 時に融解プラトーを実現するよう、設定が可能です。

仕様

セル 温度計用ウエル 外径 11.4 mm以内、ステムの長さ 370 mm以上の温度計を収納。
(アイソテック社製標準白金抵抗温度計 MODEL 909および 962 等が適合します。)
寸法 外径 37.1 ×長さ 410 mm
質量 1.2 kg (梱包込質量 6 kg)
装置 寸法 幅 259 ×高さ 429 ×奥行181 mm
質量 8.4 kg
プラトー持続時間 指定された周囲条件で約 12時間。
(ただし使用方法と周囲環境による)
サイクルタイム 20 ℃のセルでプラトー到達迄1 時間以内。
セルの凝固を含むサイクルタイム約 3 時間
電源電圧/周波数 100 ~ 130 V, 208 ~ 240 V
50 / 60 Hz 75 W
電圧切替可能
使用環境 温度 15 ~ 28 ℃
湿度 70 %以下
発注仕様 M – 17401 ガリウムセル
M – 17402 B ガリウム装置
(電源電圧をご指定下さい。)