比較校正用高温球形炉 サターン
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MODEL 877(米、英、日、EC諸国特許申請済、特許出願公告番号 特公平6-86985)
製品紹介
MODEL 877(米、英、日、EC諸国特許申請済、特許出願公告番号 特公平6-86985)
■ 温度範囲: 100 ℃ ~ 1300 ℃
■ 精 度: 0.1 ℃
■ 校正本数: 8 本(標準センサ含む)
■ 昇温時間:約 1 時間(50 ℃から 700 ℃まで)、約 3 時間(50 ℃から 1300 ℃まで)
優れた均熱性と最大15本の熱電対を同時校正できる革新的な球形比較校正炉
「サターン」は数層から構成される同心状の球形の殻で構成され、炉の中心に熱電対挿入管を放射状に取りつけた、ち密質のセラミック均熱球をもつ球形比較校正炉です。この独自の球形構造により、炉心の均熱球は恒温状態になるとともに、熱電対が炉の外周の同一線上から中心に向かって挿入されるため、各熱電対の温接点の位置を球の中心から等距離に位置させることができます。
この結果標準熱電対を含めると 8 本の熱電対を同時校正することが可能であると同時に従来ヒートパイプでしか実現できなかった優れた均熱性が得られます。
(注)この安定性は挿入管の内径 8 mm× 4 本+内径 6 mm× 4 本のモデルで達成されたものです。大口径の挿入管および挿入管の本数を増やすと温度勾配が大きくなり安定性に影響を与えます。
トータルな自動校正システムが構築できます
「サターン」の炉の温度制御はマイクロプロセッサを使用した温度コントローラで行われます。コンピュータ通信機能を付加することでコンピュータから炉の温度設定をすることが可能になり、トータルな自動校正システムが構築できます。
メンテナンスも容易に行えます
校正を行う各熱電対は校正中の汚染を防止できるように、気密質の挿入管内で保護されています。またヒータは通常 3 ~ 4 年経過後には取り替える必要がありますが(炉の使用頻度によって異なります)、「サターン」はこうした補修作業を考慮して設計されております。
(注)
・挿入管 16 本:熱容量が増加するため、温度の安定化に更に 30 分を要し、安定性も下ります。
・大口径挿入管:内径 10 mmまでの挿入管の組込みが可能です。(ただし挿入管は最大 8 本までです。)
センサ外径 | 6 mm× 4 , 8 mm × 4 | |
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挿入深さ | 180 mm | |
寸法 | 外径 425 mm, 球形(スタンド付き) | |
質量 | 25 kg | |
電源電圧/周波数 | 110 ~ 120 V, 220 ~ 240 V, 50 / 60 Hz | |
消費電力 | 3 kW | |
通信インターフェース | RS 422 付き | |
オプション | 均熱ブロック φ 6 × 16 , 挿入長 180 mm 均熱球用白金ホイル 通信インターフェース, IEEE 488 |
(注)ヒータの経年変化あるいは電圧低下により、昇温時間が長くなることがあります。