鋳造は材料加工法の一つで金属および合金を溶融状態で鋳型に注入し、凝固、冷却後、鋳型より取出して製品になります。鋳造の歴史は古く、日本でも弥生時代の銅鐸や東大寺の大仏などに鋳造の技術が使われています。 近年では製品向上、環境の改善から、溶融の際生じるノロ除去作業の自動化が進んでいます。当社が販売する熱画像カメラをシステム化し、ノロの除去などの可視化に取り組み製品品質の向上や働き方改革を実現いたします。
事例紹介
ノロ除去画像カメラシステム(MCL640)
- 放射温度計・熱画像
- 産業機械
特徴
金属や合金を溶かして型に注ぎ冷却して固めることで製品を成形する鋳造工程では、ノロと呼ばれる不純物が発生します。作業者が肉眼でノロを確認して除去作業を行いますが、除去対象となるノロの識別が作業者によって異なったり、溶けた金属を扱う作業のため危険が伴うことが課題になります。当社の熱画像カメラを導入してノロの判別を行い、ロボットでノロを除去することで人的課題の解決と危険の回避を実現します。
ノロ除去熱画像カメラシステム(MCL640+可視カメラ)は溶融炉表面のノロエリアを温度で認識し、その情報を装置(ロボット含む)と組み合わせることでノロ除去作業の自動化が実現できます。ノロ除去作業を自動化することにより作業者の安全が確保されるとともに、熱画像カメラの情報をもとにノロを除去することで製品の品質が安定します。
サーマルイメージカメラ(MCL640)