ブログ

新しいサーバ、新しいOS

新しいサーバ

何年かぶりに新規にサーバを購入しました。前回購入したときからメーカーのサーバ型番が3世代替わっていました。サーバは堅牢なのでめったに購入しないので、久しぶりに新しいものが来るとテンションが上がります。とはいえ、作業内容が変わるわけではなく、各種ケーブルを接続して電源を入れるだけです。OSがプリインストールされているのでとても楽です。言語を設定して、パスワードを設定して、OS領域のパーティションを設定して、おしまい。

各種設定が自動で実行されて、使用可能になったところで妙な違和感を覚えました。あれ?全部英語?!
最初に日本語を選択しましたよね。4つの目で確認しましたよね。ひょっとしてインストールやり直すの?せっかくのプリインストールが台無しになるの?ぷちパニックになっていたら肩越しに天の声が聞こえてきました。
「言語設定で日本語に...」
あ、できました。懐かしの日本語が表示されました。いまどきは言語パックとかはいらないのね。進んでいるなぁ。

知っている言葉が表示されたところでコンピュータの設定を見ると今度は補助記憶装置の空き容量の数字がおかしいことに気がつきました。OS領域は初期値の4倍に拡張しましたよね。なぜ元のままなの?ここの修正は面倒だから細心の注意を払ったのになぜなの?
大いに疑問を抱きながら、でも考えていてもしかたがないので、手を動かして修正することにしました。隣のデータ領域を解放してOS領域を拡張します。新しい数値のところに元の4倍の値を入力して実行すると、まあ、なんということでしょう。元の5倍の値で設定されていました。悲しい。
なんとか無事にOS領域の設定を終えデータ領域も再確保してようやく使えるようになりました。ウィルス対策ソフトをインストールしてからネットワークに接続し、パッチを取り寄せてセキュリティを万全にしました。

新しいOS

新しいサーバに載っている新しいOSですが、初めて見るはずなのに既視感がとても強いです。それもそのはず、PCでいつも見ている画面にとても似ています。しかし微妙に異なっているところもあるから注意が必要です。先ほどネットワークに接続する時の設定で「24」って入力したらエラーになりました。でもここは改良されているようでうれしかったです。PCの設定で「IPv4サブネットプレフィックスの長さ」をノータイムで入力できる人がどれだけいるでしょう。特に第4オクテットが240の時の28とか、252の時の30とか。まあ、たいていはDHCPだから設定しなくても大丈夫なんですけどね。

私が感じた新しいOSの特徴は、設定したい項目がわかっていて設定するための画面も想像できるのに、どうしてもメニューからその画面にたどり着けないところです。とはいえ、これと見かけが似ているPCの操作の時に鍛えられたので何とかなりました。最強の呪文は

  • control

です。これでほぼ解決します。他には

  • sysdm.cpl
  • appwiz.cpl
  • ncpa.cpl
  • firewall.cpl
  • control printers

などなど。昔はメニューから起動できたのに、不便になったなぁ。

いろいろ設定して、いろいろインストールして、最後に確認のためにサーバ管理ツールで確認したら腰を抜かさんばかりに驚きました。なぜならそこには次のように表示されていたのでした。

Microsoft Windows 2016 Server, Standard x64 Edition

絶対ウソだ。