高温用熱電対
一般に、1200℃以上の高温領域または各種炉内ガス・真空・還元性ガス中での低温時でも、予測できなかった化学反応と解離が反復して起こり、不安定な化合物を生成します。一方熱電対の内部でも保護管、絶縁管、熱電対素線相互間の接触反応や成分元素の蒸発による気相反応が発生し、熱電対を劣化させることが知られています。
これらの現象は、保護管内部の微量酸素や水分、汚染などによる不純物の存在によって著しく加速されます。従って高温用熱電対では、測温条件に適した材質の選択と、厳重な品質管理が熱電対の性能と寿命を決定することになります。
高温用熱電対(HT-THERMIC)は高温熱処理炉用として弊社が開発した熱電対です。