事例紹介

CCS用ロングMIケーブル

  • 補償導線
  • 環境

地球温暖化の原因の一つとされる二酸化炭素(CO2)は石油や石炭などの化石燃料をエネルギーとして使用した場合、多く排出されます。
カーボンニュートラルを目指す昨今では、排出されたガスからCO2を分離・回収して、地下に貯留するという技術が確立されております。
これをCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)と呼ばれ、日本語では二酸化炭素回収・貯留となります。
地下に貯留できるCO2最大量は、現在の年間排出量の200年分と言われ、カーボンニュートラル実現の切り札となっております。

特徴

地中深くの貯留層は高い圧力が掛かる環境となっており、必要な温度センサ、圧力センサ、各種センサ用のケーブルには堅牢かつ長尺であることが求められております。当社では、高圧環境に耐え得る金属シース構造のロングMIケーブルを開発しました。
従来のMIケーブル製造法では、ケーブル長さに限界がありましたが、この問題を解決する為に、継ぎ目無しの長さ5,000mのロングMIケーブルを開発しております。


MIケーブル