製品紹介

水銀の三重点装置

  • 一次校正機関用モデル
  • 低温
  • 定点校正
  • 温度実現炉

MODEL 17724 水銀三重点セル
MODEL 17725 水銀の三重点装置

特徴

■ 温度範囲:-42 ℃ ~ -36 ℃
■ 不確かさ:0.22 mK
■ プラトー持続時間:約8時間(ただし使用方法と周囲環境による)

凝固/溶融両方向から三重点を実現します
三重点装置は機械冷却式低温恒温槽で、実用上温度匂配がないヒートパイプの形態で温度制御が行われます。この温度制御システムにより、装置のウエルとそこに収納されたセルの温度を -42 ~ -36 ℃の範囲で精密に調節することが可能で、凝固または溶融の両方向から三重点を実現します。
・校正前に温度計をあらかじめ冷却しておける予冷却用補助ウエルを2 本備えています。

取り扱いやすい自動システムを構成する三重点セル
三重点セルは水銀三重点装置と組み合わせて使用することで取り扱いやすい自動システムを構成します。セルの容器はプラズマアーク溶接をしたステンレス鋼製で、不純物 10 ppb以下(三重点平衡プラトーが達成できる品位)の高純度の水銀を内蔵。水銀液面の上部を水銀の蒸気圧まで排気し、溶接密封してありますので取扱説明書に記載された使用状態においては、試験室環境へ汚染が及ぶ心配はありません。なお、標準装置にセルを収納した際のプラトーの長さは標準的には約 8 時間です。

信頼性
国際的な相互比較において、アイソテックのセルは常に国立研究所の校正の不確かさ範囲内にあり、20 年以上にわたって世界中で使用されてきたセルは、製造と使用における最高の伝統を体現しています。

仕様

標準装置 寸法 幅 600 ×高さ 960 ×奥行 560 mm
質量 96 kg(梱包込質量 162 kg)
電源電圧/周波数 208 ~ 240 V, 50 または 60 Hz 仕様を選択 750 W(代表値)
セル 寸法 直径 40 ×長さ 475 mm(外径 8 mmまでのセンサ使用可)
質量 3 kg(梱包込質量 6 kg)
使用環境 温度 18 ~ 28 ℃
湿度 70 %以下
保管 温度 -30 ~ 55 ℃
湿度 85 %以下
発注仕様 ITL – M – 17725 水銀の三重点装置
ITL – M – 17724 水銀三重点セル